ドローン利活用研究会
新着情報
発足の趣旨
世界中でドローンの活躍分野がどんどん広がってきています。
ドローンを利用すれば、例えば人が近づけない場所の状況を把握といった防災分野においての有効活用、または橋梁点検においての有効活用など、幅広く期待されます。
本研究会では、こういった地方自治体の課題・ニーズに対して、便利に、そして安全に利用するための仕組みについて研究・議論・報告をしていきます。
研究会の概要について
- 地方自治体の課題とニーズの収集・分析
- 課題に対して有効な活用法の研究
- これらに最適な機構・構造の研究・開発
- 有効なソフトウェア制御方法の研究
活動実績
<実証実験1>消防活動用ドローンの研究開発
●概要
田辺市消防本部の協力を得て実施。
FPV機能を搭載したドローンを飛行させ、上空より撮影する。
現場にて飛行中の映像をリアルタイムで消防隊員と確認する。
●目的
災害等の対応には、現場の状況の把握が必須である。
ドローンを現場上空を飛行させ、状況の把握が可能かを検証する。
●概要
無線機と拡声器を搭載したドローンを飛行させ、映像を確認しながら捜索者を見つける。
無線機を通じて、ドローンへ搭載した拡声器より、声かけを行い、映像で確認する。
●目的
山間部等で捜索を行う際、声掛けは重要である。
拡声器を搭載し、有効性について検証する。
●概要
ドローンへ浮環を取り付け飛行させ、対象者付近まで飛行。
カメラの映像より確認し、浮環を落下させ、対象者へ届ける。
●目的
河川の増水時に、中洲に取り残された人へまず浮環等を搬送することで、救助の可能性が向上する。
落下装置を搭載し、浮環等の搬送について検証する。
<実証実験2>橋梁点検用ドローンの研究開発
●実施日:2015年8月12日
●概要
新庄公園にある野外音楽堂のコンクリート橋をドローンで撮影を行う。
撮影した映像を田辺市消防本部においてリアルタイムで確認する。
●目的
橋梁点検において、現在は目視による点検が原則となっている。
ドローンでの動画撮影が目視による点検に有効か、を検証する。
●プレスリリース
NPO情報セキュリティ研究所、ブイキューブ社の協力でドローンを活用した災害対策、インフラ点検の実証実験。
研究会の開催
第1回 ドローン利活用研究会
第1回ドローン利活用研究会は、多数ご参加いただき、無事閉会しました。
講師としてお話しいただいた先生方、ご参加いただいた皆様、ご苦労様でした。
当日は、消防庁消防大学、および田辺市消防本部から、ドローンを災害時に活用した事例や訓練風景をご紹介いただき、実用化に向けての準備状況や残された課題についてもご報告していただき、会場の参加者との質疑応答も活発に行われました。(詳細は、ブログをご参照ください。)
ブログ:リースマンのNPO奮闘記「第1回ドローン利活用研究会を開催」
テーマ | 消防活用ドローン |
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日時 | 2015年10月29日 14時~16時 |
場所 | 和歌山県情報交流センターBig・U 研修室4 (和歌山県田辺市新庄町3353-9) |
定員 | 45名 |
参加費 | 1,500円 |
協賛 | 株式会社ブイキューブ(V-CUBE) |
14:00~14:10 | 開会挨拶 臼井義美(NPO情報セキュリティ研究所) |
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14:10~14:50 | 講演 新井場公徳 氏(消防庁消防研究センター) 「消防研究センターにおけるドローンの開発について」 |
14:50~15:05 | 企業セッション(株式会社ブイキューブ) 「ドローンの最新技術のご紹介」(仮) |
15:05~15:20 | 休憩 最新機器の展示説明(株式会社ブイキューブ) |
15:20~15:50 | 講演 安田浩二 氏(田辺市消防本部) 「田辺市消防本部における実証実験について」 |
15:50~16:00 | 閉会挨拶 |
※プログラムは都合により、変更になる場合がございます。
第2回 ドローン利活用研究会
第2回は、来年の3月頃に「インフラ点検用ドローンの実用化」を議論したいと思います。ご期待ください。