防災ヘルメット
紀南地方の各自治体では、南海トラフに起因する地震等で津波が発生することで、大きな被害をこうむることが予想されている。 そこで、住民が避難する際、各自の安全確認や行方不明者の捜索などに有効な被災者の状況を確認するための防災用ヘルメットの開発を検討している。
防災ヘルメット簡易図
<紀南地方での実証実験を計画>
紀南地方の各自治体でも、地震発生後早い時期に津波が襲うと推定されている。海岸地域の都市では小中学校など多くの施設は津波への対策が喫緊の課題となっている。
このように地震発生後短時間で津波が来襲することを想定して、子供たちを直ちに非難させるとともに、被災した子供たちを効果的に救援することがもとめられている。
被災した子供たちを限られた時間と人数で救援隊が効率よく救助するためには、子供たちがどこにいるかを確実に把握するということである。そのために、本事業ではGPS発信機を子供たちのヘルメットや衣服に取り付け、定期的に位置情報を発信することにより、防災センターで子供たちの安全確認や救援の必要性を把握できる救援サポートシステムを準備することである。また、そのシステムを使ったタブレットを救援隊が持つことで、最適なルートで救援を必要としている子供たちを助ける支援を行うことを目的としている。
防災ヘルメットを使った救助活動